名鉄電車が銀杏の森を通り過ぎていきました。午後は、一宮市妙興寺から稲沢市祖父江地区へと移動して開催中の「銀杏黄葉まつり」見物に出かけることにしました。
愛知県稲沢市祖父江地区は全国有数の銀杏栽培地です。只今黄葉まつりが開催中と言うことなので一宮市から西方面へと進み、尾西地区から祖父江地区へと向かう県道に入りました。祖父江地区に入っても銀杏栽培地にはまったく関係の無いところばかりで困っていました。喫茶店でお昼を済ませ、その駐車場で地元に方に訪ねてようやく祭会場地区に入ることができましたよ。写真のように一面の畑には銀杏が植え付けられています。まだ完全ではありませんが黄葉が進んでいるようでした。
この日は快晴状態、木の上部は黄葉が進んで真っ黄色な葉色に染まっていましたよ。
道路の両側も銀杏だらけです。祭り会場に近付きにつれて道路沿いには駐車禁止のコーンが置かれています。
ドンドンと人が多くなってきました。新聞やTVなどで祭が紹介されているので大勢の方が見物に訪れているようです。
地元の農家の方が出店を出してそこも賑わっていましたよ。銀杏の五目飯などもパック売りされていました。ここで藤九郎という品種の銀杏を一袋購入しました。
ここから集落の細い道に入りました。古木ほど黄葉が進んでいるようです。目の前に黄色く色付いた銀杏が見えてきました。
暖かな日和で綺麗な青空が拡がって黄葉も冴えた色に見えました。
細い道を歩いて辿り着いたのが祖父江銀杏栽培の原木となったと云われる「久治(久寿)の銀杏」です。やはり老木なので見事に色づいていました。
あちこち歩いて見えるのは銀杏だらけです。そして独特の香りがしてきます。最初は嫌な香りだと思っていましたが、段々と慣れてくるのが不思議でしたよ。若い木ほど大きな実が付くようですね。その分、葉が色付くのもゆっくりな状態、これは今週末が一番の見頃かもしれません。その時遠くから踏切の警告音がしてきました。
直ぐ近くに名鉄尾西線が通っています。そこで小走りにビュースポットへと移動しました。急いで撮影したので位置的には今一つと言った感じです。ここは赤の名鉄電車と黄色の銀杏の森が良くマッチするスポットだと言うことです。
近くに山崎駅があり、その北にある踏切は大渋滞、車や見物客でごった返して、名鉄の職員さんが、一生懸命に交通整理をされていましたよ。踏切を渡って歩いていたところ、再び踏切の警告音が聞こえてきました。先程と反対方向から電車が進んでくるようです。少し遠いですが撮影することにしました。ちょいと電車がボケ気味になってしまいました。
この地区を南北に通る名鉄尾西線、明治時代に東海道線のある一宮と関西線の弥冨を結ぶために建設された路線です。一宮の繊維を四日市港に運んだり、四日市港に陸揚げされた羊毛を一宮に運ぶために建設された路線だそうです。また鉄道路線から外れていた津島に連絡する役割も果たしたようですね。元々は地元資本の出資により設立された尾西鉄道により建設されたようですが、その後名鉄に編入された歴史を有します。
名鉄には珍しく大名古屋に背を向けているような路線ですが、そのような事情があるとのことなので、ローカル色一杯の雰囲気です。山崎駅に停車した電車は大勢の見物客を乗せて一宮方面へ発車していきました。
山崎駅南を歩いて行くと銀杏のトンネルがあるようですが、距離的に遠く感じたのでここで引きかえし、踏切に戻って細い道を歩いて行きました。そして本日のお祭会場となっている祐専寺前に辿り着きました。
会場前は歩行者天国となって大勢の見物客で賑わっていました。テントには地元商工会の方による露店が並んで良い香りが漂っていました。
祐専寺境内と入ります。お堂前には立派な銀杏が聳えていました。古木なので良い色に染まっています。
本堂前から撮影してみました。凄い人出です。境内のテントでは抹茶などが振る舞われていましたよ。
青空を背景に撮影しましたよ。古木ほど黄色に染まるのが早いですね。
葉も古木ほどサイズが小さいようです。その分、数が多いような感じもします。見上げていると黄色というよりも黄金色といった輝きを感じました。
露店の方へ入っていろんな土産物などを物色、これも楽しいですね。自動車を運転してきているのでアルコールが厳禁なのが残念です。今度は電車で来ようかな。。
そんなことを思いながら駐車した地点まで戻ることにしました。まだまだ会場に向かう方も多く見えられましたよ。
見てのとおり完全に色付くのはこれからのようですね。お祭は今月一杯まで開催されるとのことですから、この週末が一番の見頃となるのではないでしょうか。
この地区を歩いてよく皇帝ダリアが咲いているのを見かけました。写真のとおり巨大サイズの花姿が多かったです。
農村地帯ですから手入れが行き届いているのでしょうか。こう見上げると名前どおりかなり「高飛車」君のように見えてきます。
駐車場に帰る際にススキの野原がありましたよ。穂がかなり綿状になってきています。晩秋から初冬への節目となっているような気がしました。来週の月曜日は12月、気温も急降下、かなり寒くなるような予報もされているようです。寒暖差が大きい時期は風邪に要注意ですね。
水郷楽人の塵芥録HP版(クリックするとHPにジャンプします)
こちらは水郷楽人の塵芥録HP版です。「水郷楽人の花名所編」も順次更新中です。よろしければご覧くださいね。
【お詫びです】依然として肩の調子が今一つで、このためPC操作を控えております。いつもblogにお越しいただきnice!&コメントをいただいて有難うございます。暫くの間、blogの更新を優先、コメントレスや皆様blogへの訪問が遅れてしまいますが、ご容赦くださいね。。