9月も残り僅かとなってきました。またまた週末は台風が接近・上陸するようです。台風24号は大型で勢力も非常に強いとのこと、皆様もご用心くださいね。秋の彼岸は三重県いなべ市の実家に墓参りに出かけて来ました。その帰りに恒例となった三岐鉄道北勢線沿いの彼岸花を見物してきました。
- プチ鉄景
午前９時半過ぎに蟹江町を出発、東名阪道桑名東IC経由で11時前にいなべ市の実家に到着、墓参りを済ませて、近くの「手打ちうどん釜田」へ立ち寄り昼食を摂ることにしました。皆さんは「天麩羅うどん」を注文、蕎麦好きの水郷は「ざる蕎麦」をオーダーしました。そろそろ「新蕎麦」の季節ですね。手打ちの蕎麦の麺がシコシコ、喉越しも良く美味しくいただきました。(*^^)v。。いなべ市は蕎麦畑が多くあり、現在は蕎麦名所となりつつあります。いつも畑に咲く蕎麦の花を撮影するのですが、どうも今シーズンは様子が変でした。長雨続きで根腐りをおこして立ち枯れしているような感じでした。ちょいと残念でしたよ。
昼食を済ませて我が家へと帰る途中、いなべ市員弁町の三岐鉄道北勢線沿いの彼岸花を見物のため訪れることにしました。ちょうど今が最盛期と言った感じに彼岸花が咲いていました。こちらは北勢線の最終駅阿下喜方面です。線路沿いや農道の築堤沿いに彼岸花が植え付けられて赤の絨毯状態でした。
こちらは北勢線起点の西桑名駅方面です。こちらも同じような状態で咲き誇っていました。この時間帯は往復で1往復しか電車が通過しないのでヒッソリした感じでした。
既に先程電車が通過して行ったようです。次の電車が来るまでここで待機しながら彼岸花を撮影してみました。毎年この時期になると訪れていますが、年々彼岸花の量が増えているような感じです。日頃から丁寧に手入れをされているのでしょうね。見事です。(^_-)-☆。。
約30分程待ちぼうけ状態でしたが、阿下喜方面から電車が近付いてきました。これはInstagramとfb用のためビデオで撮影してみました。次の楚原駅が交換駅なので約15分ほどして西桑名方面からの電車が近付いてきました。
段々と近付いてきました。「ガタンゴトン」と音をたてながらゆっくりと走行してきました。三岐鉄道北勢線は、特殊狭軌（ナローゲージ）路線で線路幅が新幹線・近鉄幹線1435㎜（標準軌）、JR在来線や名鉄、東急の路線が1067㎜（狭軌）に対して北勢線は762㎜、つまり通常の線路幅の半分しかないので、高速に走行することができませんから、ゆっくりと走行しているようです。
車輛の大きさも当然ミニサイズです。そのサイズから「マッチ箱」電車とも云われてきました。
軽便鉄道とも云われて、かつては地方には多くこの線路サイズで建設された路線があったようです。高速の走行が出来ず、輸送力も少ないので道路が整備された昭和40年代にかけて多くは廃止されたとのこと、現存するのは北勢線の他、四日市あすなろ鉄道や黒部峡谷鉄道など3路線のみとなっている貴重な存在の路線です。
水郷の目の前に近付きました。三岐鉄道の車輛カラーのレモンイエローとオレンジが彼岸花の赤色と良くマッチしている感じでしたよ。
あっという間に電車は通り過ぎていきました。日中とのこともあり車両の中はあまり乗客がいないような感じでした。
もう少し天候が良く、青空が拡がっていたら一段と鮮やかに感じたことでしょう。ちょいと残念なところです。
北勢線は北勢電鉄により昭和6年桑名京町駅と阿下喜駅が全通して以来、三重交通、近鉄、そして三岐鉄道と経営者が交代してきた歴史を有します。
自動車社会の発展とともに沿線の利用者が自家用車へシフトし、数年前には近鉄が廃止を検討して沿線市町村は大慌て、その後自治体協力のもと三岐鉄道が線路を引き継ぐことで現在に至っています。水郷も高校時代の通学手段として大変お世話になった路線です。いつまでも残していただきたいです。
最後に今年も満開の彼岸花に感謝です。満開を楽しんだのは、良く調べてみたら2015年以来でした。満開のタイミングと彼岸が、なかなか上手く合わないようですね。また多分ですが、来年も訪れることでしょう。北勢線の沿線はヒマワリやコスモス畑が線路近くに設けられているなど、とても見物には面白い路線です。
朝夕が肌寒く感じるようになって秋らしくなってきましたね。でも、日中は晴れるとまだまだ暑く感じます。こんな時はあっさりとしたものが有難いです。先日の夜ご飯は、津島市金柳町の「お食事処辰巳」に出掛け刺身定食をいただきました。マグロ、カジキ、甘えび、タイ、イカの新鮮なお刺身でビールタイムを楽しむことができました。いよいよ食欲の秋ですね。(^O^)／#58994;。。
さて、MYblog「水郷楽人の塵芥録Ⅱ」は2014年7月初投稿以来通算300記事に到来しました。元々2004年12月4日にso-netblogをスタートし1000記事程を投稿してきましたが、事情もあり2014年6月までの記事はAmebaの方に移転しました。その後、投稿環境はソネブロの方が慣れているので、新たにⅡシリーズを立ち上げ再び投稿を続けています。それが続けられたのも皆様からの温かいご支援のお蔭だと感謝しています。今後ともよろしくお付き合いいただきますようよろしくお願いいたします。m(__)m。。