蟹江町旧蟹江本町地区の中央部、蟹江川に架かる昇平橋です。確か大正(昭和?)時代に架橋されたもので、この地域唯一の石橋です。その東側に見える社叢の杜は蟹江神明社です。その前で花などに飾り付けられた祭屋形が見えました。秋の大祭「蟹江祭」が執り行われていました。
- 蟹江散策
日曜日の午後から蟹江祭見物に出かけることにしました。ちょうど午後1時近くになると旧蟹江本町8町内会の祭屋形と蟹江新町地区の神楽屋形が一同に勢揃いします。
昇平橋から東方向に向かって撮影を行いました。江戸時代から栄えた地区の町並み、その道沿いには大勢の方が勢揃いしていました。
境内では拝殿前で各地区の祭役や子ども達が参拝し、その後祭囃子を奉納しているところでした。最近はどの地域でもそうだと思いますが、少児化で祭を継承する子ども達が減少して困っているようですね。この地域でも特に旧市街地にある町内会が特に悩まれているようです。
こちらは大勢の子ども達が参加していました。近鉄蟹江駅近くにある海門町内会のようです。駅近くにある関係で、この地域では子どもが多いようですね。
祭囃子を奏でながら道踊りを披露していました。蟹江祭の特徴の一つに、祭屋形自体、他地域のような山車などの豪華さはありませんが、屋形で祭囃子を奏楽しながら優雅な「道踊り」を披露するところです。
海門町内会の皆様は参拝と囃子奏楽を終えると他地域の宿へと巡行されていきました。
これは蟹江新町地区の神楽屋形、「蟹江新町日吉神楽」として町から無形民俗文化財の指定を受けています。
こちらも参拝を済ませて他町内会の宿へと向かっていかれました。赤い旗は「猩々旗」と言われ、金糸で地区名を刺繍したものです。新町は「猩々旗」を掲げながら神楽巡行を行います。旧本町地区もそれぞれ地区名を刺繍した「猩々旗」を所有していますが、宿前に掲げられています。
写真は川西地区の祭屋形です。次々と各町内会の祭衆により参拝と奏楽を終えて、次に控える屋形が神社前に進んで控えています。
少しですが、道路を東側に進んでみることにしました。狭い路なので、順番待ちの祭衆の横を通り過ぎるのには一苦労でした。
由緒ある建物の前で子ども達が座り込んでいましたよ。どうやらお店は八百屋さんのようですね。
建物と祭の雰囲気が良くマッチしている感じでした。秋晴れの日中、順番するのも暑いでしょうね。水分補給などをされていましたよ。
まだまだ神明社境内の拝殿前では祭囃子の奏楽が行われていました。
この日は他に用事があったので、祭見物は僅か1時間ほどでした。それでも久々(4年ぶり?)に蟹江祭を見物することができました。
神明社から駐車場まで旧蟹江本町地区の町並みを歩くことにしました。表通りはほとんど昔ながらの商家は消滅しつつある中で、1本中に入った路地周辺には写真のような昔ながらの建物が残されていました。
黒塗りの重厚さを感じる昔ながらの建物、未だに残されていましたよ。この近辺を歩くのは5年ぶりくらいです。一安心と言う感じでした。それでも赤のコーンが立ててある内側の敷地には同じような建物がありましたが、既に撤去されていましたよ。段々と町中の景観も変化しつつあるようです。
秋の彼岸と言えば、曼殊沙華(彼岸花)ですね。赤い花がとても綺麗だと感じる花です。
蟹江祭見物を終えて我が家に帰り、水郷の実家へ墓参りに出かけることにしました。毎年立ち寄るのはいなべ市三岐鉄道北勢線の築堤や周辺の田圃の斜面に植え付けられた彼岸花、昨年は残念ながら蕾の物が多かったですが、今年は写真のように満開状態でした。
恒例どおり水郷の前を通り過ぎる北勢線電車と彼岸花の群生を一緒に撮影するのですが、何と!・・・痛恨の「ピンボケ」状態となってしまいました。(>_<)。。
3年ほど前は上手く撮影できたのですがね。車で到着後、待ち伏せ時間も無く、あっという間に電車が近付いて来たというのが痛かったです。( ;∀;)v。。
水郷の前を通り過ぎる際にようやくピントが合って何とか撮影できましたが、ちょいと物足りない結果となってしまいました。( 一一)v。。
電車は無情にも通過していきました。来年はもう少し余裕をもって訪れてみたいです。
花は移動しませんからゆっくりと撮影していくことにしましたよ。
ここ10年程ほぼ毎年訪れていますが、年々花が密集繁殖しているような感じとなってきているようです。
そして年々見事になっているようです。きっと愛情一杯に手入れをされているのでしょうね。
田圃は既に稲刈りが行われて黄金色した稲穂が無いのがちょいと寂しい感じでした。
これからの2枚はスマホで撮影したものです。彼岸花が畦や斜面で咲いて田圃に黄金色した稲穂があるのが、水郷の昔から植え付けられてきた固定概念です。最近、早生品種の稲が栽培されることが多く、こんな固定概念は、ほぼ崩壊しつつあるようですね。
それでもそんな固定概念を支えてくれる景色が少しですが残されていましたよ。墓参りからの帰路の途中、赤の彼岸花、黄金色の稲穂、そして特別参加してくれたのは純白の蕎麦畑、とても良くマッチしていたので撮影してみました。もう少し陽射しがあるともっと鮮やかに撮影できたのですがね。これもちょいと残念でしたよ。贅沢な話ですが。v(^^;)。。
間も無く10月ですね。またまた蟹江町内では近鉄主催のハイキングが開催されます。当日の町内では「かにえ町民まつり」が開催され、地元蟹江町の伝統芸能の他、沖縄のエイサーなども披露されるなど賑わいそうです。午前11時から近鉄蟹江駅をスタートするコースが設定されています。秋の歴史散歩シーズン到来、関心があれば是非ご参加くださいね。(^_-)-☆。。