今朝は午前8時過ぎに菜園へと出かけました。ドンヨリとした空模様ですが、秋らしく涼しい朝となりました。
本日の作業は、悪天候が続いたために延び延びとなっていた越津ネギ苗を植え付けることにします。先週の火曜日にJAで苗を購入、暫く日陰干しを行ってきたものです。
まずは畝沿いに植え付け溝を浅く作り上げていきます。根の部分を軽く土寄せして植え付けていきます。一ヵ所あたり2本ずつ植え付けていきました。
越津ネギは高温と多湿を嫌う性質があります。ここで大雨が降って溝に水がたまると根腐りする可能性もあるので排水性を高めるために畝付け溝の反対側部分を少し深く掘って畝端へと水が流れ出すようにしました。
最後の仕上げで乾燥予防としてトウモロコシ茎屑を根元を覆って完成です。例年よりも植え付け時期が遅れてしまいました。今年は天候不順で雨が多いですね。例年だと8月上旬くらいに苗を植え付けていましたが、この調子だと根腐りしていたかもしれません。これはある意味幸いだったかもしれません。さて、越津ネギの原産地は海東郡越津村(現津島市越津町)、江戸時代から栽培されてきました。関東 白ネギ千住葱と関西 青ネギ九条葱の中間的な性格を持っているおネギで、白根が長く葉も食べられるおネギです。現在の主な産地は、愛知県海部地域のあま市蜂須賀地区と愛西市佐織地区、尾北地域の江南市で、現在「あいちの伝統野菜」に選定されているこの地方独特のおネギです。
次は菜園西区画に秋トウモロコシ2番蒔き苗を植え付けます。今回の品種は「キャンベラ90」です。お盆過ぎに育苗ポットへ種蒔きを行いました。育苗ポットは合計15株あります。
菜園西区画は小さな畝なので2畝使って栽培することにします。この畝ではクウシンサイを栽培してきました。まだ来月まで栽培できますが、後の作付計画もあるので撤去し、トウモロコシを栽培することにします。こちらには1条4株、2条で8株苗を植え付けました。
こちらはサラダゴボウを栽培していましたが、長雨続きで根腐りしてしまいました。こちらにも2条で8株苗を植え付けました。
西区画雑草がボウボウと茂っていましたが、周囲の整理も行ったのでスッキリした感じとなりました。秋トウモロコシの収穫予定は、順調に生育すれば11月上旬の立冬過ぎとなりそうです。秋トウモロコシと言うよりも冬トウモロコシと言った方が良いかもしれませんね。もっとも上手くできた場合、秋の台風の暴風により全滅する場合もありますから油断はできません。
ここからは秋冬野菜の栽培準備を行うことにします。菜園東区画、ここで聖護院カブラを栽培することにしています。本日は石灰を施して耕すことにします。まずは畝全体に苦土石灰を散布します。その後鍬を使って畝を耕していきました。
雨が長く続いて耕しても土が重いです。それでも何とか耕すことが出来ました。次回に元肥を施し畝作りを完成、来月10日前後には種蒔きを行いたいところです。
こちらは中央区画の秋トウモロコシ1番蒔きです。この時期は例年だと乾燥状態で水遣りを何度も行うのですが、今年はタップリと雨が降るので順調に生育しています。元肥が少ししか施していないので、条間を軽く耕して追肥を施しました。
こちらは落花生「おおまさり」です。先日仕事帰りに菜園に立ち寄ったところカラスによると思われる食害がありました、これは大変だと思って銀スイカで使用した防鳥ネットを転用して落花生を覆いました。それ以降は被害も無く順調に生育中のようです。
8月も残り僅かとなってきましたね。台風11号通過後、天候不順の日が続いています。大雨被害や日照不足によって野菜の生育が不良となり、野菜のお値段が高騰しているようですね。確かに菜園でも、台風でキュウリが全滅、サラダゴウボウは根腐りとあまり芳しくありません。銀スイカも長雨で茎が枯れ上げってしまいました。秋冬野菜の栽培が本格化する今後が心配なところです。
本日の収穫物です。これは本日植え付けたものではありません。銀スイカのコンパニオンプランツとして栽培していた越津ネギです。最近の長雨による多湿と高温によって生育が衰弱して株が細く分けつしてしまい細ネギ状態となってしまいました。これは薬味にしか利用ができそうにないですね。こんな調子だと秋以降のネギがどうなるのかと改めて心配になってしまいます。
こちらは春から栽培してきた幻の白い銀スイカ「大和クリーム3号」です。これで最終の収穫となってしまいました。今シーズンは合計10個収穫できました。長らく銀スイカ栽培にお相手いただきまして有難うございました。
秋からはオレンジハクサイ「オレンジクイン」栽培等にお付き合いくださいね。こちらも間もなく育苗ポットに種蒔きを行う予定です。
水郷楽人の塵芥録HP版(クリックするとHPにジャンプします)
こちらは水郷楽人の塵芥録HP版です。修正作業はほぼ完了し、加筆及び追加作業を行っています。まだ工事中の部分がありますが、我が菜園で栽培に挑戦した各地の伝統野菜のページもあります。よろしければご覧くださいね。。