10月に入り、各地で秋祭が執り行われて地域が賑やかになってきましたね。水郷も昨年に続いて、尾張津島秋まつり見物に出かけてきました。写真は、山車に飾り付けられているカラクリ君、秋晴れの青空を背景に、見事な実演披露をされていましたよ。
日曜日は午前中に菜園作業、特に水遣り作業を重点に行いました。菜園の方は、ほぼ管理作業が主体となってきたので、この合間を使って各地の秋祭見物に出かけることにしました。尾張津島秋まつり、昨年は土曜日に拝見しましたが、肝心の本祭りの日曜日は台風による大雨で見物できなかったので、今年は、本祭の見物に出かけることにしました。
祭見物は、露店で一杯など意外な出来事もあるので、自動車では無く、鉄道を利用することにしました。JR蟹江駅正午発の普通電車に乗車し、弥冨駅に向かいました。
約10分ほどで弥冨駅に到着、ここで名鉄尾西線の列車に乗り換えします。約20分ほどで、名鉄津島駅に到着しました。名古屋を中心に路線を広げる大手私鉄名古屋鉄道ですが、弥冨から津島駅間までは、喉かな田園風景が拡がるローカル線的な車窓を楽しみました。
津島駅に到着し、駅構内を通過すると広場がありますが、もう写真のとおり山車が勢揃いしつつあって賑やかな雰囲気になっていましたよ。手前の三輌は石取車、その奥には山車が並びつつありました。
午後1時から津島駅広場で石取と山車の一斉披露があるとのことで、駅に続く道路には次々と山車が到着しつつありました。
祭囃子を奏でながら山車が到着してきます。それを多くの観客が迎えていました。
段々と勢揃いしてきました。それにつれて役員皆さんがあれこれ親しく情報交換されているような感じでしたよ。
合計12輌ほどの山車が勢揃い見応えがあります。山車に飾り付けられているカラクリ人形も多彩です。
正面は石取で三輌並んでいます。石取車と言えば、桑名が有名ですが、津島市から弥冨市かけての尾張平野西南部にも石取車が伝承されているようですね。
今までの写真は、どうも逆光気味ですので、駅の構内を通って反対側に出てみて写真撮影を行おうと思たのですが、どうもこちらは役員以外は立ち入り禁止区画のようで、写真に見える警備員の方に注意を受けて、これ以上は近付くことは出来ませんでした。これは、ルールですから仕方がありませんね。
ここで望遠レンズを使って山車に飾り付けられているカラクリ人形を撮影してみました。
いろんな故事に則ったカラクリ人形が飾り付けられています。どれも個性的で面白いですね。流石、約300年の歴史を誇るだけあります。
さて、仕方が無いので、先程の場所から元の位置に戻ったのですが、大勢の方が見えるので、思うように撮影が出来ない状態です。
それにしても賑わっています。地元津島の方々だけでなく、水郷のように他市町村から来た見物客も多くいるようです。
外国からお越しになっている観光客も見かけ、大勢の方が祭見物に訪れているようでした。近付いて撮影するのはちょいと無理な状態です。
午後1時過ぎから集結した石取・山車の実演披露が始まりました。まずは石取り三輌、周辺に響く太鼓と鉦の凄いです。
石取りの披露が済んだ後は、山車の登場です。
最初に登場した三両の山車はカラクリの実演を披露しています。これは湯取神子のカラクリです。
湯取釜から紙吹雪が吹きあげて来ています。ここで舞うようになるのですが、この時間、案外風が強く吹き寄せていたので、紙吹雪が風に流されて、ちょいと残念な感じです。
こちらは文字書きを行うカラクリ君、これが実に見事な操作で、感動物でした。
カラクリの実演が終了後、山車はくるくる回転する「車切り」の実演に移ります。
祭囃子を奏でながら、それぞれの山車が回転していくのは見ていても圧巻でした。
最初の山車三両が退場後、次の山車が祭会場に登場してきます。
そして車切りの実演、それぞれの山車の勢いが異なって見ていても面白です。
各車、競争のように回転していきます。これは結構、力技ですね。「車切り」は名古屋市や東海市では「どんでん」とも云われているようです。 この夏の名古屋東区筒井天王祭でも、山車が回転する実演が行われていました。
実演が済んだ山車は、会場を後にして、次の披露場所である津島神社へと向かうようです。
カラクリや車切り実演の他、山車に施された彫刻や飾り、水引幕なども拝見しながら山車を見物するのも面白いです。
尾張津島秋まつりの歴史由緒については、また後日に説明させていただこうと思っていますが、これだけの山車が、一地区に伝承されているのは凄いですね。津島市の歴史の奥深さを感じる一瞬でした。
山車の披露が終盤になると、ギャラリーの方々も次へのポイントへと移動したようで、水郷も最前列で撮影できるようになってきました。身近で車切りを見物です。
車切りを終えた山車は、津島神社境内を目指して天王通りに進んいきました。
全ての山車披露が済んだところで、水郷も山車の後を付いて津島神社へと進むことにしました。
山車は、津島神社へただ進むだけではなく、途中でカラクリ披露や車切りを行いながら、少しずつ先へと進んでいくようですね。先程の広場での披露より、街中で祭囃子を聴きながら山車を拝見する方が、何となく伝統文化という感じを強く受けましたよ。
本日は、ここまで。。次回は津島まち歩きでの山車見物などを紹介したいと思います。後編へと続きます。