今年もトウモロコシ栽培の季節がスタートしようとしています。真夏にビールのお相手として重宝しています。日曜日は夏野菜栽培準備を進めるために第1菜園「アグリ水郷」へとでかけました。
暖かくなってきましたね。土曜日に続き5月上旬くらいの気候となるとのことでした。先日は、晴天でトマトの畝作りを行いましたが、途中で暑くなり汗をかきましたよ。日曜日は、曇り空に覆われるとのことなので、先日ほどには暑くならないようです。写真右は、前々回に畝作り作業を行ったスイカ栽培予定畝です。取り敢えず鞍付状態まで築いてありますが、本日はこれに元肥を施すことにしました。
一度作り上げた鞍付をスコップを使って深く掘りました。そしてその穴に堆肥や元肥を投入しました。堆肥は、昨年秋以降、秋トウモロコシ、丹波の枝豆、オレンジ白菜、キャベツなどの野菜屑と除草を行った雑草屑に米糠を混ぜ込んで作りあげたものです。これでは窒素分が不足するので鶏糞を元肥として投入しました。
肥料・堆肥分と土を混ぜ込んで再び苗を植え付ける鞍付を作り上げていきました。
約30分ほどで畝作り作業は完了しました。随分と鞍付が高く感じますが、まだ堆肥は腐食が進んでいきますし、雨が降れば鞍付が締まってドンドン鎮圧されて低くなっていくので、苗を植え付ける頃には、程よい高さになると思います。
2009年から昨年までは、完熟しても果肉が白い幻の銀スイカ「大和クリーム3号」の種を取寄せて栽培してきましたが、今年はちょいと変わった品種の苗を購入して栽培しようと思っています。
さて、スイカの畝作りはこれで完了、本題のトウモロコシ畝作りを行うことにしました。菜園東区画、前作はトマトとミニトマトを昨年11月下旬まで栽培していました。それ以降放置状態でしたので、写真のように畝全体が雑草に覆われている状態でした。
まずは耕作の邪魔になる雑草を刈り取ることにしました。鎌を使って雑草を刈り取っていきます。根は土中に残して腐食させれば、肥料分として再利用できるので残していきます。次はトマト栽培に利用してきた支柱を撤去しました。
支柱を撤去後、フラットになった畝全面に元肥となる鶏糞をばら撒きました。トウモロコシは、肥料大喰いの野菜ですのでタップリと施しました。因みに石灰は施しません。野菜の栽培テキストでは、何でも石灰を施すように述べられていますが、弱酸性土壌でも耐える野菜のジャガイモ、スイカ、ダイコン、トウモロコシを栽培する場合は、石灰は施さないようにしています。無駄な費用はカット、もっとも、これは我が菜園の土壌の性質によるものですから、酸性土壌のままだと土中のアルミニウムがリンサン分を横取りする火山灰土壌が拡がる地域では、石灰を施した方が良いようですね。最近テキスト通りの弊害、石灰過多や窒素飢餓、リン酸過剰が問題となっています。ここのところは、皆さんの菜園環境を考えて行う方が良いと思います。さて、作業の方は、土が湿ってやや重く感じましたが、鍬を使って畝を耕していきました。
ちょいと苦労しましたが、約1時間ほどで畝作り作業は完了しました。来週に育苗ポットへと種蒔きを行い、GW前後に畝へと苗を着地させる予定です。
こちらは東区画、2畝に分けて餅菜や冬越え法蓮草、ナバナを栽培してきました。次回以降に1畝に合わせてキュウリ「シャキット」の栽培準備を行いたいところです。
ここからは生育中の春野菜観察を行うことにしました。写真はエンドウ栽培畝、白い花を咲かせているのは実エンドウの「うすいエンドウ」です。花盛りですが、良く見ると小さな莢を着けているものがありました。
こちらの赤花は莢エンドウ「砂糖エンドウ」です。こちらも花盛りとなって来ていました。こちらはまだ莢は確認できませんでしたよ。ひょっとするとムクドリやスズメなどに横取りされているかもしれません。
北区画で栽培中のレタスです。そろそろ追肥を行いたいところです。余った入り部分には追加で苗を植え付ける予定です。
こちらは五寸ニンジン、無事発芽しています。そろそろ間引きを行わないといけない状態です。
この春夏シーズン久々に1本ネギ「石倉根深葱」を栽培しています。上手く根付いてきたので、軽く追肥がてら鶏糞を施しました。
西区画の初夏採りキャベツです。幼い苗は鳥の食害に遭うのでネットで覆っていました。そろそろ追肥も行いたいので、ネットは外しても良いような状態でした。
この日は曇天ながら畝作り作業を進めているうちに随分と暑く感じました。やはり先日と同様、作業途中に上着を一枚脱ぐくらいでしたよ。
正午過ぎに菜園を立ち去りました。3月下旬には雑草に覆われて青々していた菜園は、出遅れながら何とか作業を進めて土色に変化してきましたよ。次回以降にはトマトの畝作りを完了させ、キュウリやナス、落花生の畝作りに着手していきたいものです。今後の休日天候がどうなるか心配なところです。