堤防の法面に一面の白い絨毯が拡がっているように見えました。これはこの時期浜大根が一斉に開花するからです。
4月に入り雨の日が多くなってきています。3月は旱魃状態が続いていた菜園も今はその心配もありません。ただ雨が降るということは菜園作業が行えないということです。本日も雨の一日となりそうな予報なので菜園作業を断念しました。午前11時頃に一時雨が止んだので、この時期、浜大根が群生する善太川堤防へと出かけてみることにしました。堤防下の農道から水路に架かる橋を渡って堤防法面に入りました。冒頭でも紹介したように一面の白い花が群生状態でした。
今が一番の花盛りのようです。アブラナ科独特の天井香りが漂っていました。
良く見たら花に蜜バチでしょうか。花の蜜を吸っているようでしたよ。これだけ花盛りだと蜜もタップリと補給できることでしょう。
アブラナ科は花弁が四枚で構成されています。
雨上がでちょいと薄く濃霧がかかっているような感じです。青空だともっとスッキリした感じで撮影できるのですが、少し残念な気持ちとなりましたよ。
堤防上の道路に登って善太川を眺めて撮影しました。
堤防道を歩きながら南へと進んでいきました。何と堤防道上にも浜大根が群生して先に進むのを阻んでいるようでしたよ。
そこから更に進んで歩いて来た北側を振り返って見てみます。只今この先の橋梁の改修工事が行われている関係で堤防道路への車輛の進入が禁止されているようでした。当然車が入らないので道路上にも浜大根が生えているようでした。
今度は堤防内を眺めてみることにしました。それにしても凄い花数ですね。
アブラナの黄色い花がポツリと混じっていました。どのように種が運ばれてきたのでしょうか。
進んできた道を振り返って見ることにします。川側の堤防も延々と浜大根の絨毯が拡がっていました。
こちらは進行方向、こちらも白の帯が延々と続いていますね。
浜大根は大根の野生種だとか、畑から逃げたのが野生化したとかいろんな説があるようですが、今一つ改名されていないようです。
今回も周辺の様子をビデオで短時間ですが撮影してみることにしました。
海辺の近くに群生しやすいことから「浜大根」と名付けられたとのことです。この先約200m先で善太川は日光川と合流するのですが、何故か日光川堤防側では浜大根は自生してないのが不思議なところです。
浜大根が生育するに適した自然環境が僅かに異なっているのでしょうかね。とても不思議なところです。
堤防下の農道に降り歩きながら自動車を停めた地点まで戻ることにしました。この地の浜大根の群生、河口部に日光川排水機場が築かれる前の昭和30年代まで海の水が川に入っていた名残のものでしょうか。
前回の須成薄墨桜同様、あまり知られていないのでひっそりとした感じでしたよ。
何度も言いますが、快晴状態だともっと鮮やかに撮影できるのですがね。それがちょいと残念なところです。
3年ぶりにこの地に訪れ、約1時間ほど散策しながら浜大根の群生を拝見しましたよ。雨が降らずに自動車に戻れたことがとてもラッキーに感じました。
その後蟹江町創郷公園内で開催されている桜まつり見物に立ち寄ることにしました。ちょうど染井吉野が満開状態なっていましたよ。
前回紹介した薄墨桜よりも花サイズが一回りほど大きくてとても見事な感じです。
こちらも青空でないのが残念ですが数枚スマホで撮影することにしましたよ。
こちらも約1時間ほど見物していました。雨の合間にも拘わらずに多くの方が出かけていましたよ。帰路「鯉のぼりが」通路柵上に吊るされていました。早くも5月の季節感、早いですね。