蟹江町を始め関西、東海地方は昨日梅雨が明けたようです。いきなり真夏の青空と陽射しのなか、京都へと出かけてきました。鳳凰が煌びやかに輝き眩しく感じましたよ。
この月曜日、祝日「海の日」は梅雨明けも知らずに京都へと出かけてきました。今回は自動車では無く名古屋駅から新幹線を利用し約40分くらいで京都駅に到着、そこからJR奈良線に乗り換えることにしました。奈良線は京都駅の最南部8番線~10番線、京都駅構内をあれこれと迷っているうちに快速には乗り遅れてしまったので、直近発車の普通電車に乗車することにしましたよ。大学生と見える方が多く乗車されるなど、ほぼ満席状態なのですが空席部分もあり、そこに座れそうな若い方に「どうぞ座ってください」と席を薦められました。若い方が年配に席を薦めるというのは、社会のマナーの部分もありますが、まさか水郷が薦められるとは。。その心遣い有難いのですが、嬉しさと同時に、そんな年を迎えたかと思うとちょいと寂しさを感じてしまいましたよ。お礼を申し上げながらも思わず苦笑いです。v(^^;。。
普通電車で約30分ほどで宇治駅に到着です。宇治と言えば「宇治茶」で有名ですね。駅前の観光センター前には、写真のような茶壺の郵便ポストが設置してありました。良く見ないと、まさかこれが郵便ポストとは思えないですよね。
駅前から旧道に沿ってまち歩きを行うことにします。梅雨明けし真夏の直射日光を浴びてのまち歩きは、出発直後からシンドク感じます。ついつい町並みの日陰部分を歩きたくなってきています。
水郷のようにまち歩きをされている方も同じように町屋の日陰部分に沿って歩かれていましたよ。
暫く歩いて宇治橋南の交差点に到着です。信号待ちの方が多く、随分と賑わっている感じでした。暑さを感じると信号待ちの時間も随分と長く感じます。
ここからは細い道を歩いていきます。通り沿いにはお茶屋さんが多く、周辺はお茶の香りが漂っていましたよ。
本日、京都まち歩きで最初に訪れたのは平等院です。平安時代栄華を誇った藤原道長の息子頼通が、父道長の別荘を寺院に改めたものだそうです。
受付で参観手続きを行おうと思ったのですが、写真のように行列状態でした。やっぱり歴史文化、そして観光の都市、京都ならではの光景ですね。
受付を済ませて平等院境内へと進みました。鳳凰堂には別の拝観料が必要、それも1時間半待ちとのことでした。平成の大修理が終了してから訪れる方が多くなっているようですね。
水郷も2008年の6月に平等院に訪れましたが、まだ修理前で、ちょいと平安時代の優雅さに欠ける様な外観で拍子抜けた覚えがあります。
平成の修理が済んで、随分と外観の様子が変わったという感じです。やっぱり平安貴族の最高峰を極めた藤原一族が治めた時代の優雅な感じがしてきましたよ。
平等院で代表的な建造物と言えば、国宝&世界遺産の鳳凰堂ですよね。1053年に阿弥陀堂として建立され、中堂に仏師定朝作の阿弥陀如来が安置されています。大屋根に鳳凰が飾られたことから後に鳳凰堂と称されるようになりました。
鳳凰堂正面に回り込んで写真撮影です。拝観者の皆さんが記念撮影を行ってみえます。いろんな外国語も交じって多国籍な感じ、やはり観光地ならではのとの印象でした。
少し角度を変えて撮影してもこんな感じ、やっぱり賑やかな場所で、平安の雅やかな風景を撮影するのはなかなか難しいものです。
ここでレンズ交換、望遠を使って撮影すると鳳凰堂内には次々と拝観の方の行列ができていました。堂内部は大きな修理は無いようなので、今回は待ち時間がかなり長く、拝観を断念することにしましたよ。
内部ではガイドの方が丁寧な説明を行っているようでした。せっかくここまで訪れたのですから、拝観してみたかったのですが、これからの予定もあるので仕方がありません。
一瞬ですが、参観されている方が退場されて鳳凰堂内が人気のない状態になったので写真を撮影してみました。ここから随分と落ち着いた雰囲気が伝わってきました。
鳳凰堂の名付けの由来であり、象徴にもなった伝説の鳥「鳳凰」が飾られている屋根上部を撮影です。夏の青空を背景に煌びやかな鳳凰像、鮮やかな青空を背景、実に雅やかな感じがしてきます。
一対の反対側、冒頭で紹介させていただいたものです。こちらは少し雲が映っていますが、これはこれでまた面白いと思いました。
もう一度、鳳凰堂全体を撮影してみました。平安貴族の優雅な暮らしを理解できる雰囲気です。威風堂々とした建物ですね。でも、時代の騒乱にも左右され、源平や南北朝騒乱の兵火を始めとする多くの困難に捲き込まれたこともあったようですよ。
建立以来約1000年の歴史を有する建物、時代の流れに翻弄されても残された貴重な文化遺産、多面的にみても趣が異なってくるのがまた素晴らしいと思いました。
周辺を散策後、資料館に入場、平等院の歴史や鳳凰堂内に安置された飛天像や仏像などの関連資料を拝観させていただきました。真夏のような暑さでぐったり状態になっていましたが、資料館内は空調が効いて、とても涼しく感じて一休憩となり、有難い存在でしたよ。
平等院を退出し、再び表参道を宇治駅と向かって散策することにしました。正午近くにの参道周辺は、一段と賑わっています。
何処かで昼食を摂りたいところですが、行列状態なので諦めて宇治駅へと向かいました。本日は祝日、それも夏休みがスタート、そしてこの好天気ですからね。仕方がありません。
宇治駅へと戻る道中、改めて気が付きましたが、兎に角、歩くと目の前に映るのは「茶」の看板、のれん、幕のお店が続いています。目の前に見える立派なお屋敷、このお店も「宇治茶」の名店なのでしょうね。
正午前にJR宇治駅で普通電車に乗車して京都駅には30分ほどで到着しました。かつてよく東京に出張すると乗車した電車が未だに京都では健在でしたよ。冷房と一緒に天井に扇風機が付いているので懐かしく感じました。
そのお隣には快速の車両が停車していました。本来はこの電車に乗車しても良かったのですが、暑い中を、まち歩きして足が疲れて座りたかったので、多分快速は満員状態だと思い、あえて宇治駅で時間待ちしていた普通電車に乗車しましたよ。やっぱり席を薦められるのは、ある意味正解なのかもしれませんね。( ;∀;)v。。
宇治でお昼ご飯を食べることができなかったのでJR京都駅構内にある伊勢丹のレストラン街を物色することにしましたよ。どこも満員の行列状態、お目当ての和久傳さんは席に誰も行列が無いのでラッキーと思ったら、既に売り切れとの看板がありました。これは残念、昨年は祇園宵山見物の帰りにお弁当が美味しかったので、是非、昼食をと思ったのですが。。周辺を歩いたところで「京野菜のせいろ蒸し」の看板に興味津津となり入店することにしました。
ここも暫く待っていましたが、葵茶屋さんで、京野菜である九条葱や水菜(京菜)、丹波の豆もやしなどが入ったせいろ蒸し「舞」をオーダーしました。ビールと湯葉の刺身は別途注文、一緒に美味しくいただきました。
このお店で約1時間ほどじっくりと休憩して、再びまち歩きを行うことにしました。それにしても京都の夏は暑いですね。目的地まで歩くことは諦めて、JR京都駅からタクシーに乗ることにしました。写真は目的地に到着後のものです。大急ぎで追いかけていきましたよ。でも、疲れもあってなかなか追いつくことができません。。真夏の京都まち歩きは後編に続きます。お楽しみに。(^_-)-☆。。