お昼を済ませてJR京都駅前に出てきました。写真は京都タワー、色鮮やかな青空が拡がり、直射日光満天、真夏の暑さでクラクラしそうな感じでした。京都まち歩き後編です。
前編でも紹介しましたが、午後からは京都洛内を歩くことにします。この暑さのため、京都駅から目的地である三条通と室町・新町通が交差する地点まではタクシーで移動することにしました。洛内散策は、横の通と縦の通が交差する地点を目安に移動するのが良いです。目的地に到着、新町筋を眺めたところ祇園祭の北観音山が移動するところでした。大慌てで追いつこうとするのですが、なかなか追いつくことができません。
途中でやはり祇園祭の八幡山の組み立て作業が行われていましたよ。今日は、後祭の山鉾の組み立てが町内あちこちで行われているようでした。
写真左は北観音山の宿前、2階部分から山の屋台部分へ移動できるようになっているようです。写真右は宿の1階部分です。
ようやく北観音山に追いつくことが出来ました。大勢の観衆が山を取り巻いてなかなか近付くことができません。
それでも、ちょいと近付くことができましたよ。 今年の北観音山は話題があり、特に人気があるようです。その奥には南観音山が見えています。
北観音山の屋台部分を見上げながら進みます。飾り付けられている懸装品と呼ばれる見事な織物で飾られていました。写真の幕(下水引)の関羽行列画は、今年約1億円をかけて新調されたとのことですよ。見事な刺繍が施された懸装品ですね。
北観音山を通り過ぎると前方に見えてきたのは南観音山です。通り沿いの町屋の中を皆さん見物して見えました。
水郷も並んで町屋中を格子沿いに眺めて見えてきたのは、見事な屏風の数々でした。
屏風を眺めて後、写真左の北観音山を通り過ぎて写真右の南観音山に近付きました。祭役員の方々が山の前に整列です。
ここで試運転と云われる「曳き初め」が始まります。南観音山は曳き初めに誰でも参加ができるようですので、水郷前の綱の部分に空きがあったので、私も参加させていただくことにしましたよ。
山の上では祭囃子が奏でられ「エンヤラヤー」との声と共に山が本番のように動きだしましたよ。
山鉾巡行の際には、遠く離れたところで見物するしかないのですが、曳き初めは間近かで山が動くのを見れるので有難いです。特に南観音山は誰でも曳き初めに参加できるのが良いですね。曳き初めに参加して綱を引くと1年間の厄除けになるとのことです。
ここからは、新町と室町通界隈の山鉾を順次見物していくことにします。新町筋の一本東の室町筋に出てきました。写真は鯉山、組み立てが済んで提灯が飾り付けられていました。
良く見るとまだまだ準備中のようですね。山の由来となった左甚五郎作の「鯉」像は宿内に飾ってあるとのことでした。
こちらは浄妙山、こちらも組み立てはほぼ終了していますが、提灯の取り付け作業が進んでいました。
黒主山です。こちらも提灯の飾り付け作業が行われていました。出来上がった山を見物するのも良いですが、作業の進み具合を観察するのもまた良いものですね。
山を飾る桜の造花は家に悪事を入れない縁起物だそうです。蟹江須成祭の車楽船にも桜花が飾り付けられ、投げ花を受けると1年禍が避けるとのことなので、ある意味共通した謂れがあるのでしょうか。
四条大通を横断して後祭最大の山鉾である大船鉾を見物することにしました。昨年復活した山鉾で、話題性も豊富なこともあって大勢の方が見物してみえましたよ。
ようやく近付くことができました。思った以上に大きな山鉾でした。
祇園後祭の巡行の際には、「籤取らず」で一番最後に巡行する山鉾だそうです。江戸時代末期の禁門の変(蛤御門の変)の際に火災により一部を残して焼失、昨年約150年ぶりに復活して山鉾巡行に復帰しました。
山鉾復活にかける地域の皆様の熱意がヒシヒシと伝わってきましたよ。この後、地下鉄四条烏丸駅から電車に乗車してJR京都駅に帰りました。本当は、前祭山鉾巡行当日に訪れて見物予定でしたが、台風のため断念しました。ちょいと残念な年となってしまいましたが、本日のまち歩きによって、祇園祭の雰囲気を本日味わうことができましたよ。
午後6時前にJR京都駅に到着、駅ビル内で御土産物を物色して蟹江へと帰ることにしましたよ。新幹線乗場の最先端まで移動し、到着を待つことにします。
やがで車両が到着、先頭車両の16号車に乗車です。京都駅からは、約40分ほどで名古屋駅に到着するとのことでした。
車内でビールをいただくことにしました。やっぱり鉄道の旅は「プッシュ!」といただけることが有難いですね。午後8時過ぎに蟹江の我が家へと帰り、本日の京都まち歩きは無事終了しました。それにしても急に暑く感じました。真夏の京都は猛烈に暑いですね。
この夏はあちこちへ出掛け「まち歩き」を行うことにしました。先日は世界遺産にもなっているこの地へとお邪魔してきましたよ。こちらも後日紹介させていただきます。お楽しみに。。それにしても暑い毎日ですね。皆様、熱中症にはくれぐれも気を付けてください。