寒中に入った途端、急に寒さが厳しくなってきましたね。それでも梅の花が咲き出してきているようです。
今週の月曜日は成人の日、祝日となり水郷は熱田神宮へと初詣に出かけることにしました。自動車で午前10時過ぎに蟹江を出発、国道1号線沿いに東進して約20分程で神宮周辺に到達しましたが、神宮近くには、多くの駐車場があるのにも拘わらず、この日は祝日もあり、どれも混雑の大行列で渋滞状態、仕方がないので名鉄名古屋本線堀田橋駅近くに駐車場を確保して、そこから電車に乗車することにしました。名古屋の都心方面へと進む電車なので車両は満員状態でした。
一駅乗れば名鉄神宮前駅に到着です。そこから徒歩で神宮境内へと進むことにします。正月7日間は、参拝客が多いので、歩道から入った地点から南へと迂回して鳥居を通って参拝するのですが、神宮会館の前を通り過ぎてショートカットできる参道を進むことができるので、そちらへと進みます。会館前で何やら記念撮影を行う方が多いようでした。
その理由は、会館前に植樹されている梅や四季咲きの桜が咲いて、春の到来を知らせる雰囲気もあって撮影されているようでした。暖冬とは聞いていましたが、梅の開花が例年よりもかなり早まっているようですね。
そこから神宮参道に入ります。その前にあった信長塀、撮影を忘れてしまいました。(^^;。。。本日、参拝に訪れた最大の理由は、昨年いただいたお札や須成祭朝祭の際にいただいた祭花の返還のためでした。写真右のお札返しの受付で手続きを行いました。
その北側には熱田神宮創建以来の歴史を記した説明版が展示され、多くの参拝客の方が拝見されていましたよ。古くは神話時代の日本武尊に由来し、源氏の棟梁で武家社会の礎を築いた源頼朝の生誕地でもあり、その後織田信長や豊臣秀吉、徳川家康や尾張藩などに篤く信仰された歴史などの歩みが分かり易く解説されています。
暫く歩くと拝殿前の鳥居に到着です。拝殿前は正月三が日ほどではありませんが、多くの参拝客が訪れているようです。
拝殿前は行列で参るのかと覚悟していたのですが、案外簡単にお参りすることができましたよ。なお、熱田神宮は、祭神は熱田大神で天照大神の変神と伝えられていますが、熱田は、日本書紀に記されているように日本武尊や尾張宮簀媛に所縁のある地なので、熱田大神は、日本武尊と云う主張もあるようです。神霊は三種の神器の一つである草薙神剣を祀り、古くから尊崇を集めてきた神社です。
参拝を済ませて新しいお札をいただくことにします。やっぱりみなさん新年の縁起を担いで多くの方がお札やお守りを買い求めてみえました。
参拝を済ませて参道を南へと進んでいきます。多くの参拝をされる方々とすれ違いました。参道両側には写真のように露店が並んで、実に良い香りが参道周辺に漂っています。見ているだけでも面白いのですが、このいい香りは堪らないです。参拝前からですが、キョロキョロといろんな店を覗いてしまいました。参拝を終えても気になります。焼きそばやたこ焼き、串カツなどの店が多いですね。自動車で来なければ、間違いなくここで一休み状態となっていたことでしょうね。v(^^ゞ。。
参道から歩き暫くすると見えてきたのは火除けで有名な秋葉山三尺坊円通寺さんです。年末に執り行われる火渡り行事が有名です。
名古屋地方の秋葉信仰の中心的存在の古刹なので、まだまだ賑わっていましたよ。
参観を終えてから新しい火除けのお札をいただくことにします。多くの皆さんも買い求められていました。
この日は気温が低い割には、伊吹颪などの冷たい風も無く、日当たりも良かったので、それほど寒さを感じませんでした。皆さんも例年よりも薄着だったような感じでした。
そのお隣のお寺は、幟のように戦国武将の一人である加藤清正公に所縁があるようで、何やら賑やかなイベントが開催されていたようです。
円通寺から名鉄神宮前駅まで戻ることにしました。写真は、この地名物の老舗菓子屋「きよめ餅」さんの建物です。その歴史を感じさせられる建物店頭には、多くの方が行列をされていました。
神宮前駅に到着、暫くすると豊明行きの電車がホームへと近付いてきました。かつての名鉄カラーのスカーレットレッドの鋼鉄車輛でした。
乗車して僅か数分で堀田橋に到着して下車しました。この車輛6000系は、確か水郷の若かった頃にデビューした最新鋭の通勤車輛でした。当時の水郷は高校生から大学生で18~20歳近くだった記憶があります。この直前に、名古屋の市電が全廃されている記憶もあります。
6000系電車、デビュー当時に鉄道友の会の「ブルーリボン賞」を受賞した車両だったと思います。昭和50年代ですから、あれから約35年以上現役で活躍しているのです。多くは本線系統から瀬戸線に転属、転属車は、昨年までに全廃されたと聞いていましたが、本線では、まだ現役活躍で残っているようで凄いですね。
過ぎ去る車両を眺めながら、水郷もまだまだ頑張らないといけないね・・・などと感慨深く思ってしまいましたよ。