GW後半戦がスタート、皆様如何、連休をお過ごしでしょうか。水郷は菜園作業をお休みして愛知県知立市八橋にある無量壽寺の杜若園まで出かけてきました。
- 歴史散歩
3日の憲法記念日は、朝に雨が上がり、菜園に出掛け落花生の苗などを植え付けるなど軽く作業を行いました。本日のみどりの日は、農作業を一服して何処かへ出かけることにしました。例年だと蟹江町お隣の津島市で開催されている「藤まつり」へと出かけるのですが、今年の花シーズンは早く進んで既に花は枯れているとのことなので、これを諦めて何処かへと出かけることにしました。目的地も決めずに、取り敢えず午前10時過ぎに蟹江を出発、伊勢湾岸道、新東名を走って刈谷市のハイウェイオアシスまで出かけました。
ここで、いろんなお店を観ながら買い物をすることにしましたよ。「海老せんべいの里」や地産地消の農産物や魚介類を販売しているお店周りを楽しみました。正午近くだとフードコートは超満員、ここにあるラーメンの名店「横綱」でお昼を摂りたかったところですが、満席状態なので断念することにしました。ここから何処へと進むかと決めかねていましたが、ちょうどTVで近くにある知立市の杜若の紹介がされていたのでスマホで検索して進むことにしました。これが案外近くにあるようでした。
カーナビで目的地をセットすると、あっというまに八橋地区に到着です。かきつばた祭が開催されている関係で境内には駐車できずに近くの公共施設の駐車場に車を置いて歩くことにしました。
約10分ほどで無量壽寺境内前に到着しました。愛知県の県花に指定されている「カキツバタ」の名所のわりに周辺は空いている感じでしたよ。
無量壽寺境内を進んで本堂が見えてきました。寺伝によれば奈良時代のの慶雲元年(704)の創立と云われ、文化9年(1812)方厳売茶翁により再建されたこの地の名刹です。
本堂を参観後、庭園に進みました。この庭園も再建の際に完成したとのことです。八橋と云えば平安時代の歌人在原業平が「かきつばた」の5文字を歌頭にいれて詠んだ「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」と八橋を伊勢物語に紹介されたことから「かきつばた」の名勝地と知られたとのことです。
庭園内に点在するかきつばた園を散策することにしました。第1に入った池は、あまり花が咲いていませんでした。花盛りが既に終わったような雰囲気でした。それでも写真のように所々で花が咲いていましたよ。後でInstagramの地元お友達からコメントをいただきました。一時生育が芳しくなくなり、愛知県農業試験場とのコラボ事業として生育回復事業に取り組んでみえるとのことでした。最近は回復基調だそうです。
近付いて撮影してみました。同じアヤメ科にはジャーマンアイリス、ダッチアイリス、花菖蒲などがありますが、杜若は水郷が一番気に入っている花です。一番控えめに咲いていて、特に花姿が優雅に感じます。
2番目の池に進みました。こちらは今が花盛りといった感じでした。
背丈のが高くてスラットした感じで清涼な感じの花を咲かせるカキツバタ、何とも言えないくらい優雅な感じです。在原業平がわざわざと詠ったというのが納得できる感じです。
池の表面に青空や雲が映っているのもまた良いものですね。見学している皆さんもいろんな角度から撮影されていましたよ。
水郷も皆さんと一緒に撮影を楽しむことにしました。
花の名所は何処も大賑わいですが、ここはあまり知られていないのか、行列も作らずにゆったりと花を愛でることが有難いです。駐車場代や拝観料が無料なのも有難いです。
第2庭園横に休憩所があってうどんやラーメンを味わうことが出来ますが、これを横目に花観察を続けて第3庭園へと進みました。こちらは今が花盛りと云った状態で、第2庭園よりも見応えがありましたよ。
この境内に入り第1庭園を拝見した際にはガッカリ状態でしたが、境内の日当たりなど環境の違いもあるのでしょうね。
この庭園には茶室「燕子庵」があり、杜若庭園を観ながらお茶を愉しむことができるようになっていましたよ。こちらにも違うInstagramのお友達からコメントをいただきました。茶室建設に従事されたとのことでした。さて、第3庭園の見事な杜若を拝見して進むと本堂前に戻りました。
そのお隣には八橋史跡保存館があり、この地のカキツバタに所縁のある美術工芸品の複製品が展示されています。琳派画家尾形光琳が描いた「燕子花図屏風」もあるようです。この作品の現物は、約30年前、ニューヨークのメトロポリタン美術館に出かけた際に日本展示館に無防備状態で出品されていました。
水郷は作品出来の凄さに近付いて拝見したら、どうやら警備赤外線に体が近付き過ぎて反応してたようで、すぐさま駆け付けた警備員に厳重注意を受けたことがあったことを思いだしましたよ。v(^^;。。
その後駐車場に戻って八橋から旧東海道を走って国道1号に入り知立市内へと戻りました。午後1時過ぎとなっていましたが、国道1号線沿いにある藤田屋に入り昼食を摂ることにしました。ここで簡単にラーメンを注文しましたよ。昔ながらの中華そばといった感じで美味しかったです。(^_-)-☆。。こちらにもInstagramに地元の方からコメントいただきました。藤田屋と言えば大あんまきが有名ですが、平日などは国道1号線沿いにあるのでトラック運転手さんなどが立ち寄るところなので、いろんな料理も美味しいとのことでした。成程です。
知立の藤田屋といえば「大あんまき」です。やはりご当地の名物はいただきたいものです。箱のデザインは写真のとおりの杜若でした。この街のシンボル的な存在なのですね。(*^^)v。。
餡と白餡、そして抹茶餡の大あんまきを購入してきました。我が家に帰って昼寝の後に美味しくいただきましたよ。特に抹茶餡は、抹茶の風味抜群で美味しかったです。(^_-)-☆。。